2024年J3第3節 FC今治vsアスルクラロ沼津戦の振り返り

お金を払って観る価値がめちゃくちゃある試合だったと思います。

なんだか今年のFC今治のサッカーはわくわくしますね!

いつも通り、守備/攻撃の印象に残ったことをそれぞれ書いていきたいと思います。これ以降、敬称略で書いていきます。

守備および自陣でのレビュー

メンバー配置ともにこれまでと同様。

沼津はボールを握りながらスペースをうまく使ってくるチームだという印象でした。

センターバックとサイドバックの間のスペースのケア

特にセンターバックとサイドバックの間のゲートを狙われている感はあり、

前半12分くらいのシーンはピンチになりかけた場面として印象に残りました。

4-4-2はサイドバックが上がった際のスペース、センターバックとサイドバックの間が狙い所ではあると思ってるので。

そういう嫌なスペースを狙ってくる時点で沼津は良いチームだなあという印象。

特に市原、白井の右サイドを狙われる感じがあったけど、後半入って以降くらいからは

新井がそのスペースをケアして危機的状況はあまり起こらなかったくらいには手が打たれてました。

たぶん去年までならこの辺から普通に失点してたような印象なので、

こういうところも「今年は違うなあ!」と思うポイントだったりします。

前線からの連動したディフェンス

前線からのディフェンスにしても1人ではなく、複数人が連動してコースを限定する、

ボールを奪うという意識が今年はあるように思え、この辺も昨年にはなかったことだと思います。

プレスに行く選手が自分の1列後ろの選手の配置を確認しながらプレスに行くことも結構あるような感じなので、

この辺も服部監督に代わってなんか良くなったなあという印象を受けてます。

4-4-2のブロックを敷きながらも、時おりトーマスが引っ張られ気味でスペースが空いてしまうことあったけど、

全体的には非常によく守ったと思います。

トーマスも引っ張られてときはあったけど、ゾーンディフェンス的な考えからすると、

ボールホルダーのボール持つ体勢が悪いような時には人数かけてボールを奪った方が効率良いので

この辺は試合数を経ると改善されると勝手に思ってます。

個への対応と5バックでゲームをクローズに向かわせる

70分以降は5バックにすることでゲートを閉じることで裏のスペースを使わせない狙いと

個での打開を狙ってきた相手に対しての打ち手という印象を受けました。

一方で5バックで5-3-2ないしは5-4-1的に守るとなると、

ある程度相手にボールを持たれることは犠牲にする必要があり、ここがまさに我慢の時間帯。

相手はサイドバックの選手を偽サイドバック気味にビルドアップに絡ませてきていたので余計に。

守備に関して多少陣形が乱れたりはあったけど、全体的に考えると非常に良く守れていると思います。

なによりディフェンスラインがきちんと揃ってるのでオフサイドも取れるし、

この辺は福森がきっちりしてるのかな?という印象を今のところを持ってますが、

正直あまり攻められてないのでよくわからず。

複数得点を取ることの重要性

こうなるとリードが1点だけだと、個での打開や不用意なファールによる失点が心配になるので、

やはり複数得点を取ることが理想だなあと思います。

現にセランテスのビッグセーブがなければ試合運びはほぼ完璧にも関わらず勝ち点2を失うリスクはあったわけなので。

攻撃時のレビュー

まずは得点シーンですが、いくつかポイントがあったかなあと思いますので洗い出してみます。

阪野の1対1でスペースあればボールをキープできる可能性

まずはこれがポイントとしてあったと思います。

この試合において、阪野がボールを失いづらく収めてくれそうだなというシーンがいくつかありました。

得点シーンの前にも市原→阪野のアーリークロス気味の放り込みはあったと思います。

そのシーンや他のシーンも含めて1対1であれば、

阪野がボールを収めてくれる可能性が高そうという確信はあったと思います。

ボールが収まると必然的に攻撃の枚数をかけれる時間が作れます。

山田の超絶スプリント

市原のパスの起点になりながら、阪野のフォローにも徹するというなかなかあっぱれなプレーでした。

50〜60mは走ったのでは?と思います。前半のこの時間だからこそのプレーだったかなと思います。

早い段階で得点を奪うという意味では非常に良いプレーでした。

最後にペナルティーエリアに入った選手がゴールを決める

最終的には最後にペナルティエリアに入った選手がゴールを決めるという形でした。

阪野が時間が作り、山田がそのフォロー・サポートができたからこそ結果として左サイドのスペースが生かされました。

スペースに最後に走り込みゴールが決められるということが時間とスペースをうまく使ったゴールに繋がったと思います。

ここに走り込むのって距離もあるし、なかなかハードワークが必要なプレーですが、

そこに枚数をかけることでゴールの確率が上げられるのでは?と思ってます。

今回はこの一連の流れがうまく決まったゴールでした。

おわりに

見応えあって思わず正座で見てしまうくらいには良い試合だったので今年はちょっと期待しちゃいます。

トーマスの代わりは楠美が役割を果たせそうな感じは全然あるけど、

どう考えても今のところ新井の代えがきかない感がすごいって改めて感じました。

最後はちょっと気づいたことなんですが、

トーマスのスパイクがたぶんこの試合から?ミズノに変わってました。

この前まではナイキだったと思ったので試行中なのかな?と思ったり。

ちなみにヴィニは今シーズンからプーマのスパイクに変えた模様。

それでは!

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