2024年J3第7節 FC今治vsFC大阪戦の振り返り

なんとか連敗をストップしました。連敗を止めるというは苦しい試合から抜け出すことを意味するかなと思ってます。

得点が取れない苦しい展開でしたが、振り返っていきたいと思います。

いつも通り、以下敬称略で書いていきたいと思います。

守備および自陣でのレビュー

4-5-1という方がしっくりくるような配置だったかなと思います。

メンバーは福森がメンバー外のためセンターバックに市原が入り、もう一方のセンターバックは前節から変わらず白井、右サイドバックに松本、左サイドバックに加藤という配置でした。

FC大阪の前線からのボール保持者へのプレス

FC大阪は前から積極的にプレスをかけてきましたが、連動してどこかに追い込むようなプレスではなく、ボール保持者に対してプレスをかけてミスを誘うような意図があるようなプレスでした。

連動してないとはいえ、FC今治からするとセンターバックからのビルドアップはこれまでもなんとなくバダバタしたり、トラップが大きくなったりすることがあるので嫌な感じではありました。

6分の市原がボールを失ったのがまさにそういったシーンだったかなと思います。

危うく前節と同じような形で失点しそうな事態に・・・

このシーンもボール保持者に行くのが新井が長い距離を走ってプレスバックに行きましたが、市原がボール保持者に行き、トーマスがスライドしてカバー、トーマスがスライドしたスペースを白井もしくは新井がカバーといった動きの方が良い気がしますが、なかなか同じようなシーンが毎試合発生してしまっているイメージです。

前節のギラヴァンツ北九州戦の失点もサイドのボール保持者への対応が遅れたところから始まったように思いますので、ここのところは相手に研究されてきちゃってるかなって感じます。

トーマスのボール奪取への貢献

26分のシーンのように相手のボール保持の体勢が悪いと見るやこの時は市原とサンドイッチするようにボールを取り切るところはトーマスの良さだと言えると思います。

29分のシーンは自陣右サイドにアバウトなボールを蹴られて松本、新井が振り切られたシーンでしたが、中の枚数と状況を見ながらカバーに行き、ボールを取り切ったシーンはさすがという感じでした。

この時は中のスペースのケアとして加藤がスライドしてきていたのでスペースを埋めるという観点でも攻められはしたものの、良かったシーンだったかなと思います。

攻撃時のレビュー

ビルドアップ時にはボランチが比較的にボールを受けられる展開

ビルドアップの部分は2センダーバックの間にトーマスが落ちる形が多かったかなと思います。

新井ではなく、トーマスなのは新井の方がよりチャンスメイクに優れるプレーが多いので新井は1列前に置いておきたいのかもしれません。

あとFC大阪の場合は前からプレスには来るんですが、ボランチへのパスコースはほぼほぼ切られていない形が多く、新井がボールを受けられるシーンも多かったです。

こういった部分も新井を1列前にしておいた意図としてあったかなと思います。

ただそうすると前にも書いたように、市原、白井、トーマスともに少々トラップが大きくなったり、相手のプレスをなんとなく苦にする部分があるような気がしてしまうので新井のボールを受ける動きがより重要だったりするかなと思いました。

サイドバックのうちどちらか一方が偽サイドバックのような形でのビルドアップ

また左サイドからビルドアップしたい場合には松本が中に絞る形、逆に右サイドからビルドアップしたい場合には加藤が中に絞る形が基本だったかなと思います。

サイドを突破できた際の中の枚数、厚みを増やしたいって部分があったかなと思います。あとはどちらかのサイドを空けておくことで、中でボールを受けた際には逆サイドのスペースを使いたい狙いもあったと思います。

27分のゴールに迫ったシーンなんかからそんな印象を持ちました。

全体的にはボールを持てる展開にはなったものの、攻撃に転じた際に細かいところでパスが合わないシーンが多く、決定的なチャンスは多くは作ることができなかったなあというのが今節の印象でした。

こういうビルドアップの選択肢が持てる試合こそ得点を取り、勝ち点3につなげていきたいところではあります。

交代カードもなかなか効果的に機能しない展開

交代カードについてはそういう感じになるよねってところなので特に思うところはあまりなかったですが、アンジェロッティはコンディションが微妙なのかまだまだ何かをやってくれそうな雰囲気はあまりない感じなので今後に期待です。

あとは左サイドハーフのスタメンが近藤でしたが、なんとなく今年は相手の脅威になるシーンが少ない気がしています。

かといって横山は守備の部分を考えるとスタメンでは使いづらい部分があるような気がするので、この左サイドハーフのポジションも意外と課題があるポジションのように思います。

おわりに

まずは負けなかったという点、連敗を止めたという点は良かったと思います。ただ相手の戦いから考えても勝ち点2を失ったような気がしなくもない試合なので、次には得点を取ることが重要になってくると思います。

複数得点はなかなか期待しづらい状況のように思いますので、まずは守備の部分で失点を0に抑えて、1点取るというところが現実的な勝ち点3への道かなって思います。

1点だけだと勝ち点2を失う可能性は十分にありますが、得点が取れない状況なので・・・。

次節こそは得点、そして勝利を期待したいと思います。

フォワード、センターバック、左サイドハーフあたりがまだまだ目に見える結果が残し切れてないような感じなので、この辺はさらなる奮起にも期待したいです。

センターバックなんかは西袋や二見もコンディションが整っていれば試合に絡んでこれそうな印象がありますがどうでしょうか・・・?

それでは。

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